明日からスコットランドまで開発合宿行ってきます。

日本では開発合宿が人気のようですが、私の知人にスコットランドでの開発合宿に誘われたので明日から行ってきます。

「海外で開発合宿?」って豪勢に聞こえるかもしれませんが、私自身ロンドンに住んでいるので、合宿地までは電車+車で行ってきます。 Londonから Edinburgh まで電車で5時間。そこから友人の車で2時間ぐらいのところです。

ことの始まりは、私が現在開発している新しいプロジェクトを一緒に作っているAbdelの友人が「4日間で何かクールなアプリを作ろう」と言い出したことからです。それぞれアジャイル開発の最前線で活躍している4人のプログラマーが集まって、「なんかすごいものを作ってやろう」というものだったのですが、何をつくるかで同意をとることができず、結局は各自が暖めているテーマをその合宿中に作り上げ、みんなに披露することとなりました。

この開発合宿のことは前から聞いていたのですが、「自分のプロジェクトで手一杯なのにまた新しいプロジェクトをするのはちょっと」と尻込みしていた。でも「自分たちのプロジェクトをしていい」ということになったので思い切って参加してみることになりました。

それぞれプロの開発者として活躍している人たちの中で、一人だけ開発素人の私が参加するので非常にびびっていますが、これもプログラミングスキルをのばすいいチャンスと思い、胸を借りるつもりで行ってきます。

今まで開発合宿っていったことないので、まずは日本の合宿状況を探ってみました。

日本だと「しずかなところで短期間集中して開発、疲れたら温泉で一休みしたり、山海の珍味に舌鼓をうちながらリラックス」と行った感じですが、海外の場合ちょっと問題点が出てきます。

  • 疲れたら温泉で一休み = こういうのは日本以外あり得ないですね。海外は日本と違って熱いお湯とかもあまりでないので、冷たくないお湯で体を洗うことさえできればまあ良しとします。
  • 山海の珍味で舌鼓 = 泊るのは B&B ではなくコテージ(唯一インターネットアクセスがあった所だそうです)なので自炊です。参加者の中には「食事なんて三食スーパーのできあいのもんでいいんじゃない?」といっているのでかなり期待できなさそうです(イギリス人ほど食事に無頓着な人たちも珍しいです。会社の同僚はだいたいお昼は近くのスーパーでサンドイッチとポテトチップスを頼むのが定番です)。なるべく自分たちでおいしいものをつくれたらと思うのですが、Abdelはモスリムで、肉は特別なところで処理された「ハラーミート」というものしか食べないので、みんなで食べる食事を作るだけでも苦労しそうです。
  • 短期間で収集 = 普通の開発合宿だと2〜3日らしいですが、今回は4日間。私の日本の知り合いの方に相談したところ「4日間も集中するのって結構大変そうですね」と指摘されましたが、確かに初対面の人たちと4日間もひたすらプログラミングはつらそうです。Abdelに「息抜きのためにテニスラケット持っていっていい?」と聞いたら却下されました。 どうせ1月のスコットランドはめちゃくちゃ寒いと思うので野外活動は期待しない方がよいのでしょうけど。

日本での開発合宿でのベストプラクテスをこちらでも当てはめたいのですが、そういうリソース的余裕もないので以下のような代替案を考えています。

  • プロジェクター = レンタルするだけでもお金かかるので、当初はコテージに付属のテレビに接続しようと考えていました。でもほかのメンバーから「VNCでプレゼン画面をみんなのパソコンでシェアすればいいんじゃない?」という提案があったので、その方法でやってみたいと思います。成功するかどうかは微妙です。
  • デュアルモニタ = 私が日頃働いている社内でさえデュアルモニタ買ってもらえないので,自分用になんてもってのほかです。でもマックとPCの2台もっているので両方持っていって、開発はマック、調べものはPCでしたいと思います。「プログラミングRuby」や「RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発」は英語版をPDFで持っているので、調べものしたいときにサーチかけれて重宝します。思い本を持っていかなくてよいですしね。
  • ブレーンストーミング = Abdelが急遽ホワイトボードを購入し、持っていくことにしました。ホワイトボードに書いた図とかはデジタルカメラでとって、あとでプロジェクト管理wikiにアップデートするつもりです。

合宿先でちゃんとインターネットがつながっていたら、途中経過でもアップしたいと思います。皆さんの暖かい励ましやアドバイスをコメントに書いていただけると助かります。