Drawing Skills Works Shop at Central Saint Martins (week 4)
宿題
今回は3品描きました。
まずは前回も描いた熊のぬいぐるみの書き直し。
前回のもの(右上)とくらべて顔と腕に立体感が出てきたのではと思います。
次に指輪。中央に小さく実物が置いてあるのが分かるでしょうか?
こんなに小さいものを大きく描くのってけっこう壮快です。
あとこの指輪を描く時に赤ワインを飲みながら(おしゃれ!)描いていたのですが、ワイングラスそのものを描きたくなって描いたのがこれです。
実際のものより寸胴で、特にしたのベースが大きすぎたりするのですが、会社の人に見せたところ「おもしろいパースペクティブ(視点)が見ることができて良いよ」と言ってもらいました。
演習
今回は先週に引き続きチャーコール(炭)を使った演習で、題材もほぼ先週と同じです。
ただ今回は手法が異なり、まずキャンバスを黒く塗りつぶして、そこから消しゴムを使って光っている部分をあぶり出していくと言う方法です。
なんか毎回毎回前の週に習ったことを根底からひっくり返すような演習構成は非常に面白いですが、最初に言われたときは何を言っているのかよく分かりませんでした。
まずは黒く塗りつぶしただけのバージョンを見てみましょう。
真ん中にうっすりと白い円があるのが見て取れるでしょうか? 中央のお皿の部分の淵の光った部分を掘り起こしてみました。
「掘り起こす」と言う表現がぴったり当てはまるほど、まるで彫刻をしているような気分です。
オブジェ達の大まかなな輪郭を浮かび上がらせた後、影の部分にもっと黒く塗りつぶしたり、いらない背景(特にオブジェとの境界線の部分)を消していって出来上がったのが今回の作品です。
右上に先週の作品も載せておきました。
論評
大体今までの授業では毎回他の生徒さん達が「これはすごい」という一品を描いてくるのですが、今回は自分の作品が一番良かったのではと自負しています。
他の生徒さんたちからも「それ売り物にだせるよ」といううれしい言葉をかけてもらいました。
今回は複数のオブジェの構成を最初から念頭において描いたのが良かったのではと思います。
細かい所を言えば、手前の徳利の口が長くてすこし曲がっているとか、中央の壷の口が縦に広すぎるとかあるのですが、全体的な構成がとれている気がします。
先生は毎回「オブジェ(もの)を描くのではなくシェープ(形)を描くように」とくちを酸っぱくしていっているのですが、描き始める前から、中央の壷と机の先端との間に正三角形の郡を構成しているということに気がつき、それを念頭に置きながら描いたのが良かったのではないでしょうか。