Benkyo Diary (Week 0)
BGVのプログラムが始まるのは来週からですが、その準備段階としてやっておいたことを書いておきます。
- Business Model Canvas
- Cousera London Startup Engineeringのミートアップに参加
- 引っ越しの準備
- DNLEのインタビュー記事を書く
- New Bamboo での最後の仕事を終える
Business Model Canvas
先週からUdacityの「How to build a startup」というオンラインコースを始めました。
これは'Startup Owners Manual'という本の作者で有名なSteve Blankが主催するコースです。
これの最初の方にBusiness Model Canvasというフレームワークが出てきます。
以下の9つの項目を記入するのですが、記入した段階ではあくまで Hypothesis(仮説)。これをFact(事実)にかえるために、実際に建物の外に出て(Get out of the building!!)、潜在顧客やパートナー、ライバルにも実際にあって話をしながら毎週のように中身を修正していくものです。
- Value Proposition
- Customer Relationship
- Customer Segments
- Channels
- Key Activities
- Key Resources
- Key Partners
- Cost Structure
- Revenue Streams
ということでBenkyo PlayerのBusiness Model Canvasを作ってみました。
来週BGVのプログラムが始まったら他の参加チームの人たちと一緒に勉強会しようといっています。
Benkyo PlayerのテストケースとしつつBusiness Model Canvasどのように変化してくか楽しみです。
Cousera London Startup Engineeringのミートアップに参加
Benkyo Playerのターゲット層はMOOC(Massively Open Online Courses)を受講している人たちです。MOOCで一番有名なのはCourseraで、昨年サービスを開始してからたった1年間で270万人のユーザー数、提携大学も200以上を超えているという怪物オンラインコースです。
オンラインコースは通常一人で勉強するものですが、1人だと挫折しやすいのでみんなで一緒に勉強したいという需要が高く、勉強会ミートアップがMeetup.orgにたくさんあります。
実はロンドンはスタンフォード、ニューヨークについでMeetup.orgに参加しているCouseraミートアップの参加者が多い(600人ぐらい)町です。
なのでロンドンだけでも10以上の違うコースのミートアップがあるので私としては非常に潜在顧客リサーチがしやすい状態です。
Steve BlankのGet out of the buildingを実践するために早速ミートアップに参加してきたのでそのときの様子を箇条書きにします。
- 受講コースは「Startup Engineering」。8週間のコースでスタートアップをするのに必要なビジネスの勉強と、アプリなどをつくるのに必要な技術的スキルを同時に学習できるコース
- 参加者は8人。エンジニアが本職の人は3人、大学でITを先攻した人が2人、デザイナー1人、その他2人
- 自分のスタートアップのアイデアがある人が3人いたので、その人たちが2分間のクイックピッチ、その後2分間のQ&A+フィードバック
- ミートアップのあとはパブで雑談。
私がBenkyo Playerについてピッチをしたときは以下のような質問がありました。私の返答も載せときます。
- それってCourseraの権利侵害じゃない? -> 今までコースインストラクターの先生2人にtwitter, facebook上で報告したところ「ありがとう」と感謝されたので大丈夫そう。でもそのうちCoursearの運営社に提携の話とかしたい
- ビジネスモデルは? -> まだ確固としたものはないけどフリーミニアムとかコースプラットフォームへのインテグレーションとかを考えてます。
- どうやってサブタイトルとったの -> コースからダウンロードしました。
Meetupの間は「あのサイト自分でつくったの?すごいね」といろいろほめてもらったんですが、パブでよくよく話を聞くとあんまり昨日を理解してなかったみたいでした。特にノートを撮る機能はサインインをしないとよくわからないのでほとんどの人が存在に気づいていませんでした。サイトを最初に訪れた人に一目で分かるなにかが必要ですね。
パブでの雑談中に「オンラインコースを勉強する上でどういうものがあったら良い?と聞いたところ、以下のような反応がありました」
- Evernoteつかって聴講したコースのノートを取っているけれど、気になる部分のスクリーンショットを自分で撮ったりしているので、それを自動的にEvernoteに取り込んでくれるようなプラグインがあったら良い。
- コースによってはわざわざビデオ見る必要ないのでオーディオだけを抜き取ったものとかあるとiphoneやタブレットにインポートする時にファイルサイズがかさばらなくて良いかも
- 複数のコースを聴講している時に宿題のデッドラインをトラッキングするのがめんどくさい。特にコースのほとんどがアメリカ時間を前提にしているので、自分のタイムゾーンに変換してくれるとなお良い。
- コースはプラットフォームで見たり、デバイスで見たりするけれど、AmazonのKindleみたいにデバイスを超えてどこまでみたかをトラッキングしてくれるものがあると良い。
あと、お勧めのサイトとかツールもいろいろ教えてもらいました。
- codecademy のフォーラムとFAQページはよく出来ているので参照するべき
- Courseraの行動経済学 のコースはユーザーの行動を理解するのに良いコースだから見るべき
- sound mark = サウンドの特定の部分にコメントを入れるiPhoneツール
- Courseara Alfred = Courseraのアサインメントのデッドラインを教えてくれるChrome Extension
引っ越しの準備。
引っ越しといっても特にものはなかったのですが現在の職場から使われていないモニターを2つゲットできたので昼休みに新しいオフィスに設置しにいきました。
現在はラップトップスタンドとかキーボードの備品を交渉中
DNLEのインタビュー記事を書く
去年Benkyo Playerのアイデアを考え始めた時に スタンフォード大学がベンチャー系の授業に特化したVenture LabというMOOCプラットフォームにDesining New Learning Environmentというまさに私がやろうとしていたことを学べる授業があったのでとっていました。そこからメールで「DNLEのその後」のアンケートを募集していたので、自分のアイデアがSeed Fundに受かったと伝えたところ取材の依頼みたいなのがきたのでそれの返事とか書いときました。一応Benkyo Playerは既存のMOOCプラットフォームに付加価値をつけていくツールなので、こういうところとは連絡を途絶えないようにして、将来提携とかできたら良いなと思っています。
New Bamboo での最後の仕事を終える
退社&起業しますで述べた以下の目標は達成しました。
- New Bambooサッカーチームの試合に勝利する!!
- 現在キープしているBamboo卓球ランキング1位の座を死守する
サッカー(5人制のフットサルですが)の方は結構相手が弱かったので8-1で勝利しました。私は通常センターバックで「一人カテナチオ」体制でゴールキーパーのサムと守備を形成しています。今回は前半で5-0だったので最後に私に花を持たせようと前線にへばりついていたら逆に守備ががたがたになって1失点したあげく、私はゴールを割れなかったの心残りです。
卓球の方ですが、火曜日に一度私の宿敵であるマークに負けて2位に転落してしまいました。しかしながら彼は水〜金の間は休暇で会社に来ていなかったのでその間に1位に返り咲きました。
最終日は会社の同僚がなんとか私を1位の座から引き摺り落そうと次から次へと挑戦してきたので、数えていたら最終的に11人と対戦してました。ほとんど仕事しなくてごめんなさい。