Benkyo Diary (9週目)


  • アドバイザー
  • MakersAcademy
  • 決断

今週は3連休があったのと、週末からこじらせていた風邪が長引いていたのであまり仕事といったしごとができませんでした。それでもBenkyo Playerをなんとか売り込むために少し活動しました。

アドバイザー

水曜日に以前の会社でお世話になったクライアントの方と会いました。かれは現在スタートアップでマーケティングの責任者をしているので、マーケティングに疎い私としてアドバイスをもらえればと思いました。当初は30分ぐらい話せれば良いかなと思ったのですが、話しは白熱して1時間半も話し込んで、あげくは「アドバイザーになってあげる」といわれました。最近「Benkyo Playerよくわからない」といわれ続けることが多く自信をなくしていたのですが、Benkyo Playerのアイデアに興奮してくれる人に出くわすと非常にうれしいです。

あと彼が私のビジネスよりも聞いてきたことが「なんで自分でスタートアップしたいのか」。最初はあまりうまく答えられなかったのですが、彼と話していくうちに分かってきたのが「みんなに使ってもらえるアプリを作りたいから」。以前の職場でクライアントの要求するままにウェブサイトを作っていた時に、せっかくすごく出来の良いサイトが出来たのに、結果的にはβリリースもしないまま頓挫してしまったようなケースがいくつかありました。私はそのことを「The Coolest App no one uses」(誰もつかわないクールなアプリ)と呼んでいます。せっかくよいつくりのサイトなのにそれが誰のためのものか明確でなかったり、カスタマーに届ける労力がはらわれていないばあいに良く起こることですが、自分が開発しているときは「それは他の人の問題」でした。でもせっかくつくるからにはやはり他人に使ってもらえる(そして最終的にはお金を払ってもらえる)よう努力していきたいです。

MakersAcademy

MakersAcademyはしろうとを12週間でウェブプログラマーとして育て上げるためのロンドンにあるアカデミーです。そこで習う科目はJavascriptやRubyOnRailsなので補修教材としてBenkyo Player内にあるコースが役に立つのではと思い、そこの生徒さんに向けてプロモーションすることにしました。しかしながらただ単に自分のアプリの売り込みだけをしてもしょうがないので「Benkyo Playerをプロトタイプから実際の製品につくりあげるまで」というタイトルで、自分の体験談について話してきました。

話した後で3〜4人の生徒さんが話しかけてくれました。中には「僕もedXのあのコース以前とってて「たしかにどこかであの項目について話してたんだけれどどこだったか思い出せない」という経験があったからBenkyoPlayerがまさにその問題を解決するよね」といってもらえたのがうれしかったです。

話した直後はいろいろ手応えがあったように感じたのですが、Benkyo Playerの使用状況をモニターするとあまり変化がないようです。あと「気に入ったらツイッターアカウントをフォローして下さいね」とフォローアップのメールを送ったのですがだれもフォローした形跡がありません。現実はきびしー

決断

前回のオフィスアワーで「もっとシンプルなサービスにやりかえたら?」とアドバイスされていろいろ悩んでいたのですが、結局それはやめることにしました。ユーザーに使ってもらえるかのマーケットリサーチに基づいているアドバイスならまだしも、結構直感ででてきたようなアイデアなので既存のBenkyo Player以上に使ってもらえる自信が全く感じられなかったからです。ただ「ビデオのブックマーク機能」というのはStepUpにはあう機能なので、そちらのアプリの一機能としてそのうち追加できればなと思います。 ということで「Benkyo Playerは既存路線でがんばる」に決めました。