前回のLRUGに引き続き,5月16日にロンドンのユーザーグループミーティングに行ってきました。今回はPizza On RailsというRailsよりの集まりです。でもRubyとRailはきってもきれない関係なので、LRUGの集まりに参加していた人もちらほらいました。

今回のお題は実際にRuby On Railsで廃品オークションサイトのdontbin.it(日本では以前agechau.comというのがありました)を作った人達のプレゼンでした。

もともと彼らは公共団体のリクルーティングマネジメントシステムをコールドフュージョンを使っていたのですが、アジャイルな開発環境を使いたくて、Ruby On Rails の練習用に作ったそうです(本業の片手間にやってたそうです)。

最初は3週間で一気に書き上げたそうなのですが、途中でUnit Testingの重要性に気づき、また1から作り直したのだそうです。

LRUGでも話題になっていたのですが、RubyOnRailsの魅力は「すばやい」点と「きれいな」点で、その「きれいなコード」を書く要が、Railsの提供するテスト環境にあるようです。

Test Driven Development (TDD)という言葉があるらしく、まずはテスト用のコードを書いて、テストにパスするためのコードを書いていくことでバグの少ない、すっきりしたコードを書くことができるそうです。

実際にかれらのアプリのソースコードも見せてもらったのですが、テスト用のメソッドが200以上あるのにくらべて、実際のコードは70個ぐらいですんだそうです。

前回もそうだったのですが、今回も参加者の人達はみんなとってもフレンドリーでした。

Railsははじめたばかりの人たちがおおく、私がオブジェクト指向MVCについての初歩的な質問をすると「僕のSmall Talk の経験では」とか「僕のバックグラウンドはPHPなんだけど」といった風に、さまざまな立場からの意見を聞かせてもらい、大変参考になりました。

いろんな人たちの開発論、や開発環境、コードなんかを見せてもらうと大変に参考になりますね。dontbin.itのアプリのソースコードを見せてもらっていたとき、タグ雲(たくさんタグついてるキーワードが大きな字になるやつ) のコードがあったので、「そのコードの部分メールで送ってもらえますか」とお願いすると、いやな顔せず了解してもらいました。 ラッキー!!