Award On Rails 参加作品を試してみました。パート4 - by makotoi

やはり自分の作品なので多めにスペースをとって紹介します。でもあまり持ち上げるところがないのが問題です。人気投票するときの各カテゴリに即して評価してみました。

http://commect.us

■グットインターフェース
この項目ははなから狙っていません。、2時間ぐらいでてきとーにデザインしたときは「意外といいんじゃない」と思いましたが、他の方々の作品と並べられると貧相さが目立ちます。あえて言うとすれば「グーグルなみのすっきりインターフェース」」といったところでしょうか。

■ユニーク
提出するまではかなり独創的なアイディアかと思ったのですが、すこしTrackBackersの方と趣旨がかぶってしまった気がします。しかもあちらの方が完成度高い....
「commect.usとは」のところで何でこのサービスを思いついたかを詳しく書いています。志の大きさだけでも買ってやってください。
■技術
私達が万が一何か賞をとることができるとすればこのカテゴリーだと勝手に思ってます。一応共同開発者のAbdelはJavaでのシステム開発を本業としてますし。でも他の方のエントリーを見ているとプロの方も何人かいらっしゃるようで、自信がなくなってきました。

良い点

  • 一応ユニットテストとかたくさん書いたしリファクタリングもけっこうしたので見やすいコードではないかと思っています。
  • open-uriというモジュールは外部からHTMLを取ってくるのですが、それをシミュレートするためのMockもちゃんと書きました。
  • ほとんどの作品がAPIを使ってマッシュアップを実装してますが、私達のサイトは「open-uriを使って生HTMLをつかみ取り」、そして「正規表現で強引にフォームをとってくる」といった手造り感あふれるマッシュアップを実装しています。
  • ブログのURLを入れるとそこのコメントフォームがcommect.usの一部として出現したり、commect.us経由で投稿したコメントがブログに投稿されるとともに、CommentListにも表示されるのをみると結構感動します。一度試してみたください(このブログを書いた時点では一名の方しか試してくれてません。ちょっと悲しい...)。

悪い点

  • Fixtureの使い方があまりわからなかったので、テストデータがユニットテストの中にたくさん入っているのが少し見づらいかも。
  • Net::httpのMockを書く時間がなく、省略してしまったので、テストに本当のurlがはいってます。ネットワークつながっていないところでテストするとfailする可能性があります。
  • RailsよりもRubyの機能に頼る点が多かったので「Railsフレームワークをフルに活用しているか」と聞かれると???です。

■大賞候補
う〜ん、ちょっとひいき目に見ても無理なんでしょうね。100万円ほしかった... もし取れた時の場合の使い道はこんなん考えていました(Abdelと山分けすると半分の50万円ですが)。

  • 妻にマックプロ買う。インテリアデザイナーの卵なんで17インチとかのほしかったです。
  • 自分用にマックブック買う。LRUGに行ったときみんな机の上にマック置いてました。私は恥ずかしくてウィンドウズマシンをかばんから出すことができませんでした。
  • RailsConf Europeに行く。日本のRuby カンファレンスは2000円ぐらいだったと思いますがこちらは500ポンドぐらいするんですよね。はっきりいって高すぎます。  CNETさんあたりが私をスポンサーしてくれれば、レポートとか書くんですが。

こんなところでしょうか。自分達のしたかったことの30%ぐらいしか実装する時間がありませんでしたが、半年ぐらいかけて残りの機能も実装していこうと思っています(それじゃRailsのすばやさ台無しジャン、とつっこみ入れていただいても結構です)。このブログのRSSフィードを登録するなり、http://commect.usのサポートメールあてにメールアドレスを残していただければ、完成形をお知らせすることができると思います。